双方向テレビ interactive TV 2003 6 10
今日の新聞の広告によると、
光ファイバーによるインターネット接続サービスに、
ついに、通信速度が1Gbpsの接続サービスが登場しました。
もちろん、これは法人向けのサービスでしょうが、
いつか将来、個人向けのサービスが始まるのでしょうね。
今のところ、個人向けは、
ADSLでは、12Mbpsが標準になりつつあるのでしょうが、
もしかすると、年内に24Mbpsになるでしょうね。
何か、56kbpsや64kbpsで、インターネットをやっていた時代が、
はるか遠い、昔の時代に思えますが、
しかし、去年の前半は、56kbpsや64kbpsが普通だった気がします。
時代の速度は速いですね。
この業界は、ドッグイヤーと言われます。
それは、犬が人間の何倍もの速度で歳を取るように、
それと同じくらいの速度で、この業界は進化していくので、
ドッグイヤーと言われます。
しかし、これでは、ハムスターイヤーでしょうか。
理論的には、ADSLは、100Mbps近くまで速度が出るという説もありますね。
机上の空論かもしれませんが、24Mbpsで終わることはないでしょう。
個人向けの光ファイバーの100Mbpsに迫っていくかもしれません。
さて、これだけ、インターネット接続が超高速になってきますと、
インターネットTV(internet TV)が現実のものになります。
以前、このサイトのページで、双方向テレビ(interactive TV)について、書きました。
当然、インターネットTVは、双方向テレビ(interactive TV)になる可能性があります。
現在でも、少し画像が遅いですけれど、インターネットTVを放送していますね。
しかし、なぜか、テレビ番組雑誌みたいなものが、ないので不便をしています。
インターネットTVのテレビ番組欄をネットで作ったらどうでしょうか。
さて、インターネットTVをするのに、
この超高速の通信回線をパソコンにつなぐのでしょうか。
パソコンにつなぐとしたら、今より高速のMPUが必要になるかもしれません。
当然、ハードディスクも今より、大容量で、高速回転タイプになります。
さらに、パソコンでテレビを上映させるために、
インターネットTV用のソフトも必要になります。
インターネット双方向テレビ用のソフトが必要になります。
それから、高性能のルーターが必要になるかもしれません。
それとも、テレビというのですから、テレビに超高速の通信回線をつなぐのでしょうか。
テレビに後ろに回って、光ファイバーのケーブルをテレビに差し込むのでしょうか。
そうすると、テレビに高速のMPUを搭載することになりますが、
テレビですので、パソコン用のMPUではなくて、
独自の家電用のMPUになるでしょう。
OSも、家電用の組込みOSになるでしょう。
また、圧縮された画像の展開も行なう必要がありますので、
画像処理機能も含まれたMPUになるでしょう。
システムLSIに似たようなものになるのでしょうね。
それから、テレビにハードディスクも搭載することになるでしょう。
こうなると、パソコンなのか、テレビなのか、わからなくなるでしょうね。
しかし、今のデジカメ付き携帯電話が、
デジタルカメラに携帯電話がついているのか、
携帯電話にデジタルカメラがついているのか、わからなくなってしまったので、
テレビとパソコンの関係も、そうなるでしょう。
最近は、かなり大型画面のテレビが売れていますので、
画面を2つに分割して、右側の画面で、テレビを表示させて、
左側の画面で、ワープロをやる。
そういう使い方をする人もいるでしょうね。
さて、デジタルテレビも登場します。
こちらは、電波を使ったテレビです。
光ファイバーを使ったテレビと、
電波を使ったテレビと、
どのように住み分けるのでしょうか。
いずれにせよ、どちらのテレビも、
双方向テレビ(interactive TV)になります。
そうなると、テレビ局の人は、かなり、つらくなるでしょう。
今までは、テレビで言いたい放題でしたが、
双方向ですので、すぐに視聴者から、反応が返ってきます。
こうなると、テレビ局には、相当、優秀な人材が必要です。
「interactive TV」
受信者からも放送局へ情報発信できるテレビシステムのことです。
さて、この技術開発競争に、アメリカがついて来られるでしょうか。
それが、少し心配です。